幸せのレシピ 

 

No Reservations 


マンハッタンのレストラン“ブリーカー22”で料理長を務めるケイトは威圧的な態度になっており、オーナーのポーラに言われてセラピーに通っている。ある日、姉が交通事故で亡くなったため、しばらく休暇を取り、孤児となった姪ゾーイを引き取る。

休み明けにレストランへ向かうと、ポーラは副料理長としてニックを雇っていた。自分の城を踏みにじられたと思ったケイトはニックと衝突。一方家では、ケイトはゾーイへの接し方に頭を悩ませていた。ゾーイは心を開こうとしない。

夜遅くまで一人にさせておく訳にもいかず仕事場へ連れて行くと、ニックの機転によりゾーイは食事を取り始める。その日からゾーイは徐々に心を開き、彼女の要望によりケイトの部屋へニックを呼んだことから二人の距離も縮まってくる。

しかしケイトが休んでいる間に、ポーラはニックに正式に専属シェフにならないか打診。それを知ったケイトはニックに、自分の城を奪うな、なぜ独り立ちしようとしないのかと激しく詰め寄り、再び衝突。夜、ニックからシェフになる話は断ったとの電話が入る。

翌日、ニックが家に来ることはもうないと告げられたゾーイはショックを受け、失踪。慌てたケイトはニックに連絡し、二人で探す。ゾーイは母の墓にいた。落着きを取り戻したケイトに、ニックはサンフランシスコで総料理長となると話す。再び厨房はケイトの天下となったが、ニックを必要としていることに気付き、自分の殻を破って彼の部屋へ引き留めに行く。

しばらくして、ケイト・ニック・ゾーイのレストランが開店し、仲睦まじく働く3人の姿があった。