ストーリー・オブ・ラブ 

 

The Story of Us 

 ◆ジャンル/ラブ・コメディ ◆公開年/2000/02/11 
◆上映時間/96mins. ◆アメリカ映画 



愛に賞味期限はあると思いますか?

結婚15年目を迎えるベンとケイティーの夫婦。倦怠期を迎え、互いに対する不満が蓄積した結果、今では些細な事でも相手の事を疎ましく思い始めていた。ふたりは、子供たちがサマーキャンプで留守の間だけ、試験的別居を試みる事になったが、ひとりきりになった時に思い出されるのはかつて愛し合った幸福の日々ばかりだった。なぜあの頃のようになれないのか、現実を直視したふたりは悩みぬいた末、結論を下すのだった──。


 

結婚15年も過ぎれば、出逢った頃のドキドキする気持ちもなくなるし、互いに空気みたいな存在になり、それが当然のような生活が続く…。子育ても一段落、ふと振り返ったとき淋しさみたいなものを感じる。できれば、恋愛時代〜結婚当初の頃の気持ちを取り戻したい…でも、それはむずかしい。そんなジレンマみたいなもの、感じ始める時期−。そんな気持ちを考えてもくれない夫…素直になれない妻…ますます二人の心は離れていく。そんな夫婦の恋愛物語。


もう修復がきかない=離婚しかないといった極限の気持ちにまでなった夫婦だったけれども、ふたりには15年という歴史もあります。喧嘩や辛いこともたくさんあったけれども、思い出して!楽しかったこと…ふたりでわかちあえた感動もそれ以上にたくさんあったはず!
結婚生活の本当のところを見事に表現してくれたロブ・ライナーの新しいラブ・ストーリー。 映画の中で、何度も“最高は…?”と問いかける夫…最後に気がついた彼の“最高”−喧嘩もし、罵り合いもしたけれども−僕の“最高”は君だ−と言える彼がステキだった。
『クロスワード・パズルが好きなのは、答えが出るから…小さな問いには答えが出るから安心するの』そんな妻の大きな決心…楽しかったこと・ふたりでわかちあえた感動を呼び起こし、矛盾と妥協も大切ということに気がついた彼女は素晴らしく感動でした。
終盤のミシェル・ファイファーのくしゃくしゃに泣き崩れて叫ぶシーンが泣けました。意地はって、つっぱって夫の前で一度も涙を見せなかった彼女だったから逆にステキに思えました。


■監  督■ロブ・ライナー
■脚  本■アラン・ツウァイベル
■音  楽■エリック・クラプトン/マーク・シェイマン


キャスト
ブルース・ウィリスミシェル・ファイファーロブ・ライナーリタ・ウィルソン/ジュリー・ハガティ/ポール・ライザー/ティム・マシスン/コリーン・レニソン/ジェイク・サンドヴィグ/レッド・バトンズ