ターミネーター2 

 

Terminator2:Judgment Day 

 ◆ジャンル/アクション ◆公開年/1991/08/24 
◆上映時間/137mins. ◆アメリカ映画 



あれから10年後の1994・ロス―
運命を背負ったタイム・トラベラー達に審判の日は、近づいてくる!
この映画のストーリーだけは、決して誰にも明かしてはならない。


1994年、ロサンゼルス。自我に目覚めたコンピュータ(スカイネット)によって人類との戦争が起きるという未来を知ったサラは、狂人扱いされ、精神病院へ収容の身に。一方、その未来で人類の指導者となるジョン・コナーは少年に成長し、平穏な日常を送っていた。だがそんな中、2体のターミネーターが未来からやって来る。1体は10年前のものと瓜二つだが、今度はジョンを守るため未来の彼自身から送り込まれたT−800。もう1体はスカイネットからジョン抹殺の使命を受けた新型で、変幻自在の形状記憶を備える液体金属で作られたT−1000。こうして、終末未来を招く事態を未然に防ごうと奔走するサラたちとT−1000との死闘が始まる。ところが、追跡の手を緩めない不死身のT−1000に苦戦し続けるサラたちは、いよいよ絶体絶命の危機に追い込まれてしまう──。
 

1984年に製作されて大ヒットしたSFアクション「ターミネーター」の続編。あれから10年後、1994年のLAを舞台に、再び人類の運命を懸けた闘いが展開。前作で悪役だったA・シュワルツェネッガーがここでは人類に味方する側に。監督は前作に引き続いて、後に「タイタニック」「アバター」を放つヒットメーカー、J・キャメロン。見どころは当時最先端のVFXと凄絶アクション。特に前者は敵側ターミネーターの特性を鮮やかに表現。なんと前作の約10倍に当たる巨額の製作費、約1億ドルが投入された。


一作目はホラー系でしたが、「ターミネーター2」はアクションスケールを大きくしエモーショナルなドラマに重点を置く。T‐800とサラ、ジョンの間には疑似親子というべき関係が成立し、その絆はT‐1000との戦いなどの危機を乗り越えて、どんどん強くなる。

しかし、T‐1000を倒してもハッピーエンドとはならない。T‐800もまた、この世界に存在していてはいけない未来のマシン…。サラとジョンを救うというミッションを成し遂げた彼は母子に別れを告げて“死”を選ぶ。機械に心はない…が、この結末は世界中の観客を揺り動かした。


■監督・脚本■ジェームス・キャメロン
■音  楽■ブラッド・フィーデル


キャスト
アーノルド・シュワルツネッガー/リンダ・ハミルトン/エドワード・ファーロング/マイケル・ビーン/ビル・パクストン/ロバート・パトリック/ジョー・モートン