夏の終り　 　 　◆ジャンル/ラブ・ストーリー　◆公開年/2013/08/31　 ◆上映時間/114mins.　◆日本映画

だって、愛してるの。

長年にわたって妻子ある年上の作家・小杉慎吾との愛人生活を送る相澤知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を、きっちり週に半分ずつ行き来しており、不倫でありながらも知子にとっては穏やかで安定した日々だった。ところがある日、帰宅した知子は、慎吾から木下涼太という男の来訪があったことを告げられ、心のざわつきを覚える。涼太はかつて、結婚していた知子が恋に落ち、夫と子どもを捨てて駆け落ちした相手だった。年下で、知子に対して一途で情熱的な涼太。彼のことが忘れられず、慎吾との生活を続けながらも、いつしか涼太との関係も復活させてしまう知子だったが──。

ふたりの男の間で揺れ動く女の愛の彷徨を描いた瀬戸内寂聴の自伝的ロングセラー小説を、「ノン子３６歳 （家事手伝い）」「海炭市叙景」の熊切和嘉監督が実力派キャストの競演で映画化。主演は「愛のむきだし」「川の底からこんにちは」の満島ひかり、共演に「るろうに剣心」の綾野剛と「舟を編む」の小林薫。

■監　　督■熊切和嘉 ■脚　　本■宇治田隆史 ■原　　作■瀬戸内寂聴 『夏の終り』（新潮文庫刊） ■音　　楽■ジム・オルーク ■キャスト■ 満島ひかり／綾野剛／小林薫／赤沼夢羅／安部聡子／小市慢太郎