理由なき反抗 

 

Rebel Without a Cause 

 ◆ジャンル/人間ドラマ ◆公開年/1956/04/05 
◆上映時間/105mins. ◆アメリカ映画 



復活祭の真夜中、集団暴行事件の容疑者として警察に連行された17歳の非行少年ジム。そこで同世代の少女ジュディや少年プラトーと出会うことに――。
親たちに引き取られて帰宅した少年少女たちだが、翌日、ジムが転校先の高校を後にした放課後、同校の非行グループは彼をいじめようと画策し、ジムに決闘を申し込む。その夜、ジムら少年たちは、臆病者を決める危険な儀式“チキン・ラン”を始めるが――。


エデンの東」(1955)で現代の若者の揺れ動く心情を代弁したディーンが、今度は非行少年の役で当時の保守的なハリウッドに大反響を呼んだのが本作。ディーンは主人公の小さなしぐさ一つ一つまでも緩急自在に好演。その評価を不動のそれにまで高めた、忘れがたい1本。
しかし、突然の事故死の約1カ月後に米国で公開されたため、ディーンは反響を知らずにこの世を去った――。有名な決闘シーンが撮影されたロサンゼルスのグリフィス天文台には、今もディーンの記念碑がある。監督は後に再評価されたN・レイ。


■監督・原作■ニコラス・レイ
■脚  本■スチュワート・スターン/
      アーヴィング・シュルマン
■音  楽■レナード・ローゼンマン


キャスト
ジェイムズ・ディーン/ナタリー・ウッド/サル・ミネオ/
デニス・ホッパー/ジム・バッカス/アン・ドーラン/
ニック・アダムス