恋愛適齢期
 

 




ハリーは、音楽業界の大立者として権勢をふるう63歳の独身富豪。彼が付き合う女性は、決まって30歳以下の美女ばかり。そんなハリーが、新しい恋人マリンと共に、ニューヨークのハンプトン・ビーチにある彼女の母親の別荘にやってきた。そうとは知らずに現われたマリンの母親である有名劇作家エリカと、彼女の妹ゾーイは、見知らぬハリーの存在にびっくり。



そして気まずい夕食の後、ハリーは急に心臓発作で倒れ、しばらくエリカの別荘で療養生活を送ることになった。当初はハリーの傍若無人な振る舞いに、生活をかき乱されるエリカ。だが徐々に見えてくるハリーの意外な内面に彼女は心惹かれていく。

一方、ハリーの担当医となったジュリアンが、20歳以上年上のエリカに恋して、アプローチを始める。だがハリーもエリカの魅力に気づき始め、ついに二人は男女関係を結んだ。しかし健康を取り戻したハリーは、エリカを愛しつつも、再び若い女のもとへ。ショックを受けたエリカは、ハリーとの出来事を戯曲のネタにしてしまう。そんな彼女に、若いジュリアンの変わらぬ想いがまっすぐに注がれる。



6ヵ月後、身辺を整理したハリーは、エリカに会いにパリへと旅立つ。再会は果たしたものの、エリカはジュリアンと一緒だった。しかしエリカはハリーのもとへ戻ってきて、二人は橋の上でキスをするのだった。



最後はハリーとエリカが結ばれる映画なのですが、エリカとジュリアンの恋も素敵でした。年下の彼にぞっこん愛され、レストランでディナーの時に『年が違いすぎるわ……恥ずかしい』と言うエリカが可愛くて、女はいくつになってもときめいていなくちゃ――と思わせるような映画だった。


一緒にいたいと思う人に出逢ったら、年齢なんて関係ない。この映画を見たら、年代を問わず「恋愛っていいな〜」と思える
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