八日目の蝉 

 

Yokame no Semi 

 ◆ジャンル/人間ドラマ*サスペンス ◆公開年/2011/04/29 
◆上映時間/147mins. ◆日本映画 



優しかったお母さんは、
私を誘拐した人でした。

■第35回日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞・主演女優賞ほか10部門を受賞
 

生まれてすぐに誘拐され、犯人の女によって4歳になるまで育てられた秋山恵理菜。両親のもとには戻ったものの、もはや普通の家庭を築くことは出来なくなっていた。やがて21歳となった彼女は、妻子ある男の子供を身ごもってしまう。恵理菜はやがて、封印していた記憶と向き合うべく逃亡生活を辿る旅に出る──。

会社の上司との不倫で妊娠し、中絶手術の後遺症で二度と子供を産めない体となったOL、野々宮希和子。相手の男はいずれ妻と別れると言いながら、その妻はいつの間にか子供を産んでいた。自らにケリをつけるべく、赤ん坊の顔を一目見ようと夫婦の留守宅に忍び込んだ希和子。ふと我に返ると、赤ん坊を抱えたまま家から飛び出していた。赤ん坊を薫と名づけた希和子は、そのまま逃亡生活の中で薫を育てていくことに──。

一時身を寄せた奇妙な集団生活施設“エンジェルホーム”にも危険が迫り、追いつめられた末に流れ着いた小豆島で束の間の安寧を手に入れた希和子と薫だったが──。
 

恋人の子供を誘拐してしまった希和子。誘拐犯でありながら子供を実の子のように愛情をかけ育て、子供もまた21年たってからその愛に気付く悲しい愛の物語。
直木賞作家・角田光代のベストセラー小説が原作の映画です。2012年第35回日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞・主演女優賞ほか10部門を受賞した作品です。
***映画「八日目の蝉」は2011年に公開された実話を基にした映画で、実際に起きた日野OL不倫放火殺人事件をモチーフにしています。


■監  督■成島出
■脚  本■奥寺佐渡子
■原  作■『八日目の蝉』角田光代
■音  楽■安川午朗/『Dear』中島 美嘉


キャスト
井上真央/永作博美/小池栄子/森口瑤子/
田中哲司/市川実和子/平田満/劇団ひとり/
余貴美子/田中泯/風吹ジュン