-竈門 炭治郎-


***ネタバレ知りたくない方はご注意ください*** 



―刀鍛冶の里での訓練―
~刀鍛冶の里編~

傷を癒した炭治郎は、刀鍛冶である鋼鐵塚蛍から手紙が届いている事を知らされる。その手紙には「お前にやる刀は無い」「ゆるさない」「呪う」などの言葉が綴ってあった。

そこで炭治郎は禰󠄀豆子と一緒に刀鍛冶の里へと向かう。
刀鍛冶の里には、恋柱・甘露寺蜜璃霞柱・時透無一郎、そして炭治郎と同期の剣士である不死川玄弥が滞在していた。


【原作】12巻100話「いざ行け里へ!!」~103話「縁壱零式」

鋼鐵塚は消息を絶っており、炭治郎は鋼鐵塚を探しに出かけた。炭治郎はその先で、時透無一郎と刀鍛冶少年・小鉄の姿を見つけた。時透は小鉄に暴力を振るっていた。
時透は訓練のために絡繰人形・縁壱零式の鍵を小鉄から貰おうとしていた。しかし、縁壱零式は壊れる寸前で、修理する技術がない故に小鉄は時透に鍵を渡そうとしなかったのだ。

炭治郎は時透を止めに入るが、時透に気絶させられてしまう。炭治郎が気付いた時には時透は鍵を持ち去っていた。その直後、戦う音がし、炭治郎が音のする方向へ向かうと、時透が縁壱零式と戦っていた。

縁壱零式炭治郎と同じ耳飾りをつけていた。そしてその容姿は炭治郎の先祖の記憶に出てきた男と酷似していた。小鉄は縁壱零式は実在した剣士がモデルだと話した。縁壱零式には腕が六本あるが、そうでもしなければその剣士の動きは再現できないらしかった。

縁壱零式は時透との訓練で破壊されてしまう。それを見た小鉄は木に登って泣いていたが、炭治郎によって励まされた。縁壱零式は壊れはしていたものの、まだ動かすことができた。すると小鉄は「そうですね炭治郎さん。これで修行して、あの澄ました顔の糞ガキよりも絶対に強くなってくださいね…!」と炭治郎に告げた。

【原作】12巻104話「小鉄さん」~105話「なんか出た」

炭治郎は縁壱零式を使って修行することになった。炭治郎は全く縁壱零式の動きについていけなかった。小鉄は分析力が高く、炭治郎の欠点を次々とあげた。しかし、小鉄は剣術の教え手としてはド素人であり、凄まじいスパルタな訓練を炭治郎に課した。

炭治郎は小鉄に言われたことをできなければ水も食べ物も貰えなかった。そのあまり過酷さに炭治郎は死にかけるが、匂いで敵の攻撃を察知することができるようになった。その力は、反射や反応は柱に遠く及ばない炭治郎の大きな力になった。

そして炭治郎は縁壱零式の攻撃を掻い潜り、一撃を与えた。その後、炭治郎は完全に縁壱零式の攻撃をさばけるようになった。そして渾身の一撃を入れる。すると縁壱零式は壊れ、中から古びた刀が出てきた

その刀は三百年以上前の刀であった。戦国時代の刀は現代の刀よりも遥かに鉄の質がよく、小鉄は炭治郎にその刀を使うように言った。その刀は錆び付いていたが、鋼鐵塚が砥ぐことになった。



―上弦の肆・半天狗との戦い―
~刀鍛冶の里編~

【原作】12巻106話「敵襲」~13巻107話「邪魔」

その後、炭治郎が部屋で寝ているとそこに時透が訪ねてくる。時透は鉄穴森という刀鍛冶を探していた。炭治郎は鉄穴森の場所を知らず「一緒に捜そうか?」と提案する。時透が「…なんでそんなに人を構うの?君には君のやるべきことがあるんじゃないの?」と問うと、炭治郎は「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし、俺も行こうと思ってたからちょうどいいんだよ。」と言って微笑んだ。

それを聞いた「えっ?何?今何て言ったの?今、今…。」と言って不思議そうな顔を浮かべた(時透は記憶をなくしており、以前に同じような事を言われていた)。

その時、炭治郎と時透は部屋の外に何者かの気配を感じる。襖を開けて入ってきたのは上弦の肆である半天狗だった。刀鍛冶の里には半天狗だけではなく、上弦の伍である玉壺も襲来していた。

時透と炭治郎は即座に戦闘態勢をとった。そして時透は半天狗の頸を斬り落とした。しかし、斬り落とした頭と胴が違う鬼へと姿を変えた。半天狗は自身の感情を切り離して分裂体を生み出す鬼だった。半天狗は積怒、可楽、空喜、哀絶という四体の鬼を生み出した。それぞれの鬼は違う能力を持っており、積怒は雷を放つ錫杖を、可楽は突風を起こす団扇を、空喜は飛行能力と超音波を、哀絶は十字槍を持っていた。

時透は可楽が起こす突風で遠くへ吹き飛ばされてしまう。炭治郎は禰󠄀豆子と共に戦っていたが、そこに玄弥が参戦する。

【原作】13巻112話「遷移変転」~114話「認められたかった」

炭治郎は空喜によって気絶させられてしまう。炭治郎が目を覚ますと、禰󠄀豆子が炭治郎を背負って逃げ回っていた。炭治郎が再び戦おうとすると、禰󠄀豆子が炭治郎の日輪刀を血鬼術を燃やした。すると炭治郎の日輪刀が赤く染まり、爆ぜる血を纏った『爆血刀』となった。

その時、炭治郎また先祖の記憶を見た。炭治郎が見た記憶は、一人の女性が「赤くなるんですねぇ。お侍さまの刀、戦う時だけ赤くなるのねぇ。どうしてなの?不思議ねぇ。普段は黒曜石のような漆黒なのね。とっても奇麗ですねえ。」と話している光景だった。

その炭治郎の姿を見た鬼たちは、無惨の記憶を見て、無惨を追い詰めた鬼狩りの剣士の姿を炭治郎に重ね合わせた。

炭治郎は妓夫太郎の頸を斬った時のように痣を発現させた。炭治郎はずっと妓夫太郎の頸を斬った時のことを考えていた。そして、炭治郎は痣を発現する感覚を掴んだ。痣を発現させた炭治郎は格段に強く、一度に三体の鬼の頸を斬った。

炭治郎がもう一匹の鬼に目を向けると、玄弥がその鬼の頸を斬っていた。だが鬼たちは頸を斬られても死んでいなかった。炭治郎は戦っている最中に違和感を感じていた。それは五体目の鬼の匂いだった。

炭治郎は半天狗の本体が別にいることを確信する。炭治郎は本体を探そうとするが、その時、玄弥が「図に…乗るなよ。上弦を倒すのは…俺だ!」と言い、炭治郎に掴みかかった。

玄弥は呼吸を使えないが、鬼を喰って身体能力を高めることができる特異体質で、鬼を喰ったことにより少し凶暴になっていた。しかし炭治郎は何も気にすることがなく「なるほど!そうかわかった!俺と禰󠄀豆子が全力で援護する!三人で頑張ろう!」とあっけらかんと答えた。

【原作】13巻114話「認められたかった」~115話「柱に」

その後、炭治郎は匂いにより半天狗の本体を見つける。半天狗の本体は鼠ほどの小さな鬼だった。玄弥はその小さな半天狗に日輪刀を振るうが、逆に日輪刀が折れてしまった。玄弥は自分では半天狗の頸を落とすことができないと悟り、炭治郎にその役割を任せた。

炭治郎は半天狗に日輪刀を振るうと、刀が少しだけ頸に入った。炭治郎はそのまま頸を斬り落とそうとするが、その時、背後に異様な気配を感じる。炭治郎の背後には積怒、可楽、空喜、哀絶が合体した六体目の鬼・憎珀天がいた。

【原作】14巻122話「それは一時的な興奮状態」
~15巻125話「迫る夜明け」

憎珀天はこれまでの分裂した鬼とは比べ物にならないほどに強かった。憎珀天は分裂していた鬼たちが使っていた技も使える上に、樹の龍を操る力も持っていた。炭治郎たちは憎珀天の前に防戦一方となった。そこへ恋柱の甘露寺蜜璃が駆けつける。炭治郎たちは憎珀天の相手を蜜璃に任せ、本体の頸を斬ろうとした。

本体は攻撃こそしてこなかったが、逃げ足が速く、炭治郎たちはなかなか追いつくことができなかった。その時、炭治郎は善逸の「雷の呼吸って一番足に意識を集中させるんだよな。」という善逸の言葉を思い出した。炭治郎は足に力を溜め、爆発的に加速した。そして炭治郎は本体の頸に日輪刀を振るった。しかし、半天狗は「お前はああ、儂がああああ、可哀想だとは思わんのかァァァア!」と叫び、巨大化して襲いかかってきた。

しかし、それを玄弥と禰󠄀豆子が止めた。その時、炭治郎たちは崖から落ちた。半天狗は消耗しており、刀鍛冶の里の人間を喰おうと走り出した。炭治郎の刀は半天狗の頸に突き刺さっており、炭治郎は半天狗の後を追った。

その時、炭治郎の前に刀が飛んできた。それは縁壱零号の中にあった日輪刀で、時透が投げたものだった。

【原作】15巻126話「彼は誰時・朝ぼらけ」

炭治郎はその刀で半天狗の頭を斬り飛ばした。その時、夜が明けかけており、炭治郎はすぐさま禰󠄀豆子を太陽から守ろうとした。しかし、半天狗はまだ死んでいなかった。炭治郎が頸を斬ったのは新たに半天狗が作った鬼で、半天狗はその鬼の心臓の中に隠れていた。半天狗は人間を襲おうとしていたが、炭治郎は禰󠄀豆子を守る為に動けなかった。

しかし、禰󠄀豆子は炭治郎を半天狗の方に蹴り飛ばし、人間を守らせようとした。禰󠄀豆子は太陽に灼かれながらも笑っていた。そして炭治郎は半天狗の頸を今度こそ切り落とした。

炭治郎は禰󠄀豆子を犠牲にしたことに涙を流していた。
しかし、禰󠄀豆子は死んでいなかった。禰󠄀豆子は太陽を克服した初めての鬼になっていた。炭治郎は生きていた禰󠄀豆子の姿を見て泣いて喜んだ。玉壺は時透が倒していた。こうして刀鍛冶の里の戦いは終結した。



―柱 稽 古―

【原作】15巻129話「痣の者になるために」

禰󠄀豆子が太陽を克服した事により、無惨は禰󠄀豆子を手に入れる事に全力を尽くす事が予想された。そこで隊員の力を上げる為、痣を発現させる為に、柱による訓練『柱稽古』が開催された。

炭治郎は傷を負っているために遅れて柱稽古に参加することになった。炭治郎は鋼鐵塚により研ぎ終わった日輪刀を受け取った。その日輪刀には煉獄の形見の鍔がつけられていた。

【原作】15巻130話「居場所」

「炭治郎、怪我の具合はどうだい?情けないことに私は動けなくなってしまってね。義勇と話がしたいんだけれど、もうできそうにない。今はとても大事な時だから、みんなで一丸となって頑張りたいと思っているんだ。義勇と話をしてやってくれないだろうか。どうしても独りで後ろを向いてしまう義勇が前を向けるよう、根気強く話をしてやってくれないか。」と書かれていた。
義勇は柱稽古に一人だけ参加していなかった。炭治郎は義勇の屋敷を訪ねるが、義勇は居留守を使っていた。しかし、勝手に屋敷に入っていった。炭治郎は義勇に稽古をつけるように頼んだが、義勇はそれを断った。その時、炭治郎は義勇から怒っているような匂いがすることに気付いた。

その理由を聞くと、義勇は「お前が水の呼吸を極めなかったことを怒ってる。お前は水柱にならなければならなかった。」「水柱が不在の今、一刻も早く誰かが水柱にならなければならい。」と話した。「水柱が不在?義勇さんがいるじゃないですか?」と炭治郎が言うと、義勇は「俺は水柱じゃない。帰れ。」と返した。

しかし、「根気強く話をしてやってくれないか。」と耀哉から頼まれた炭治郎は、それで諦めることなく、昼夜問わずに義勇にまとわりついた。それから四日後、義勇は根負けして自身の過去を話した。
義勇は、最終選別の前に炭治郎を助けた少年・錆兎と共に最終選別を受けていた。錆兎は義勇の親友だった。錆兎は最終選別でほとんどの鬼を倒していた。義勇は鬼に怪我を負わされて朦朧としている所を錆兎に助けられていた。

義勇は気がつけば最終選別を通過しており、錆兎だけが死んでいた。「一体の鬼も倒さず、助けられただけの人間が、果たして選別に通ったと言えるのだろうか。俺は水柱になっていい人間じゃない。そもそも柱たちと対等に肩を並べていい人間ですらない。俺は彼らとは違う。本来なら鬼殺隊に俺の居場所は無い。」と話した。

そして「柱に稽古をつけてもらえ。それが一番いい。俺には痣も出ない。…錆兎なら出たかもしれないが。もう俺に構うな。時間の無駄だ。」と言った。

【原作】15巻131話「来訪者」

煉獄や家族を失った炭治郎には義勇の気持ちが痛いほどにわかった。炭治郎も自身を守って煉獄が死んだ時には、煉獄の代わりに自分が死んだ方が良かったと思った。しかし、「信じると言われたなら、それに応えること以外考えんじゃねぇ!」と伊之助に言われた通り、残された者ができるのは前に進むだけだった。

しかし、炭治郎はなんと義勇に声をかけていいのかが分からなかった。それは義勇がどれだけ苦しい思いをして鍛錬を積んできたのかがわかったからであった。

だが、炭治郎には一つだけ聞きたいことがあった。炭治郎は「義勇さんは、錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?」と聞いた。それを聞いた義勇は錆兎から言われた言葉を思い出した。
 
義勇は錆兎から頬をぶたれていた。そして「自分が死ねば良かったなんて二度と言うなよ。もし言ったらお前とはそれまでだ。友達をやめる。翌日に縮減を挙げるはずだったお前の姉もそんなことは承知の上で鬼からお前を隠して守っているんだ。他の誰でもないお前が…お前の姉を冒涜するな。お前は絶対死ぬんじゃない。姉が命をかけて繋いでくれた命を、託された未来を、お前も繋ぐんだ義勇。」と錆兎は言った。

それを思い出した義勇は、錆兎と自身の姉に「未熟でごめん…」と詫びた。それから義勇は柱稽古に参加した。

【原作】15巻132話「全力訓練」

その後、怪我が完治した炭治郎も柱稽古へ参加することになった。宇髄、時透、甘露寺、そして蛇柱の伊黒小芭内の稽古を終えた。そして風柱である不死川実弥の元へ向かう時に善逸と再会する。

善逸は実弥の過酷すぎる稽古から逃亡してきていた。しかし、善逸は実弥により気絶させられて道場へ連れ戻された。

炭治郎の姿を見た実弥は「調子乗んなよォ。俺はテメェを認めてねえからなァ。」と言うが、炭治郎は「全然大丈夫です!俺も貴方を認めてないので!禰󠄀豆子刺したんで!」とあけすけに答えた。

実弥の稽古は単純な打ち込み稽古だったが、反吐をぶちまけて失神するまで続けられた。実弥は特に炭治郎に対して当たりが強く、一瞬でも気を抜けば大怪我であった。

【原作】15巻133話「ようこそ…」~16巻136話「動く」

ボロボロとなって歩いていた炭治郎は話をする玄弥と実弥の兄弟を見つけた。

実弥と玄弥は無惨に母親を鬼にされていた。そして鬼となった母親は、家にいた家族を襲った。玄弥も母親に襲われたが、それを助けたのは実弥だった。
朝となり玄弥は実弥を追ったが、血に塗れて蹲る母親を見た玄弥は気が動転して、実弥に「何でだよ!何でだよ!何で母ちゃんを殺したんだよ!うわああああ!人殺し!人殺し!」と言ってしまった。それ以降、兄弟の仲は上手くいっていなかった。
 
実弥は「俺には弟なんていねェ。いい加減にしねぇとぶち殺すぞォ。」と玄弥に言っていた。そしてさらに「馴れ馴れしく話しかけてんじゃアねェぞ。それからテメェは見た所、何の才覚もねぇから鬼殺隊辞めろォ。呼吸も使えないような奴が剣士を名乗ってんじゃねぇ。」と告げた。

玄弥は「待ってくれよ兄貴!ずっと俺は兄貴に謝りたくて!」と食い下がるが、実弥は相手にしようとしなかった。玄弥はそんな実弥に対し「そんな…俺…鬼を喰ってまで…戦ってきたんだぜ…。」と零した。

それを聞いた実弥は「何だとォ?今何つった?テメェ……鬼をォ?喰っただと?」と言い、目の色を変えた。そして実弥は玄弥の目を潰そうとして、炭治郎は咄嗟に玄弥を助けた。

炭治郎がどういうつもりか聞くと、実弥は「再起不能にすんだよォ。ただしなァ。今すぐ鬼殺隊を辞めるなら許してやる。」と言った。
それを聞いた炭治郎は「さっき弟なんかいないって言っただろうが!玄弥が何を選択したって口出しするな!才が有ろうが無かろうが、命を懸けて鬼と戦うと決めてんだ!兄貴じゃないって言うんなら絶対に俺は玄弥の邪魔をさせない!玄弥がいなきゃ上弦に勝てなかった!再起不能になんかさせるもんか!」と叫んだ。
そして実弥と取っ組み合いの喧嘩を始め、炭治郎は実弥との接触が禁止された。

その後、岩柱の悲鳴嶼行冥の元に行った炭治郎は玄弥と再会し、実弥から庇ったことに礼を言われた。そして玄弥のアドバイスのもと、悲鳴嶼の稽古も終えた。

【原作】16巻137話「不滅」

鬼舞辻無惨は突如、鬼殺隊の長である産屋敷耀哉の元へ現れた。病により、今にも死にそうになっている耀哉を無惨は殺そうとするが、耀哉は無惨が来る事を悟っており罠を用意していた。耀哉は妻や自身の子供を巻き添えにして屋敷を爆破した。それにより無惨は体の多くを破損する。

耀哉は無惨と敵対する鬼である珠世と連絡を取っており、珠世もその場にいた。珠世は血鬼術により無惨の動きを封じ、自身が作り出した『鬼を人間にする薬』を無惨へ投与する。

そこへ耀哉から自爆のことを聞いていた悲鳴嶼が駆けつけ無惨の頭を潰すが、無惨はそれでも死ななかった。無惨は太陽の光でしか死ななかった。そこへ炭治郎や他の柱たちが駆けつける。そして無惨と戦おうとするが、一同は異空間である『無限城』へと落とされた。無惨は珠世と共に肉の球の中へ閉じこもって薬を分解しようとする。


「上弦の参・猗窩座との死闘」→